丁寧に教えているはずなのに、子どもが不安そうになる。
そんな場面は決して珍しくありません。
一見すると矛盾しているようですが、実はここにははっきりとした理由があります。
答えをすぐに教えてもらえる環境では、「自分で考えていいのか」「間違えても大丈夫なのか」が分からなくなりやすくなります。
正解が常に外から与えられると、考える役割が自分の中から離れてしまうからです。
その結果、少し状況が変わっただけで立ち止まり、不安になりやすくなります。
考える余白がない状態では、正解が見えない瞬間に前へ進めなくなってしまうのです。
さらには、「できない自分を責める」「無意識に自分を守る」「さらに行動できなくなる」の悪循環に入っていくのです。
教えることと、考える場を残すこと。
このバランスが取れていると、学びは安定していきます。
安心は、管理ではなく思考の中から生まれます。

